とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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776: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/12/05(月) 00:16:38.31 ID:FyUFA4MH0

当麻はそう言葉を返しながら、重い体を引きずってレミリアの元へと近寄った。


当のレミリアの様子と言えば、一目で見た感想は凄惨の一言に尽きた。
可愛らしい意匠が施されていたであろうドレスは、半分以上が破れたり、燃えたりして消失してしまっている。
辛うじて残っている部分についても、その大半が皮膚にただへばり付いているだけであり、
自身の血液や泥に酷く汚れていることもあって、もはや服としての機能を果たしていなかった。


一方で肉体の傷はというと、何故か先ほど当麻が殴り飛ばした顔面部分の痣以外の傷は見られない。
全身血まみれにも関わらず、命の危機に関わりそうな怪我は一切見られないのだ。
辺りの惨状を見るに、レミリアはパチュリーとも死闘を繰り広げていたはず。
加えて戦いの最中に行った魔術の行使。能力者である彼女は他の例に漏れず、
土御門のそれと同じように副作用として全身から血が噴き出していた。
それなのに殆ど無傷。その事実から、吸血鬼の再生能力が如何ほどのものなのか窺い知れる。



上条(意識は……………………ないか。 呼吸をしてるから、死んでるわけでもない)

上条「パチュリー、大丈夫みたいだ」




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