とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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716: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/08/29(月) 00:57:59.50 ID:h55ri34l0

レミリア(防いだだと!?)



一方上空にいるレミリアは、自身の槍を正面から防がれたことに眼を見開いていた。


あの槍にはパチュリーに対して使った量の、倍以上の魔力が込められている。
それ故に、着弾した時にもたらされる破壊力は先ほどの比ではない。
彼女としては公園の全域を更地にするつもりで放ったのだが、
その意図に反して起こったのは、大幅に威力を削がれ地面を僅かに砕くという結果のみ。


小型ミサイル級の威力を持つ力の塊を、真っ向から防いだというその事実。
一体目の前の男は何者なのか。それを考えたところで、回答に辿り着けるわけがない。
二人は初対面であり、何も語ることなく戦っているのだから。
レミリアは目の前の男について『敵である』ということしか知らない。


だからレミリアは、『上条当麻』という存在について、あれこれと推察することを放棄した。
思考の泥沼に嵌ってしまったら最後、悪循環に陥って平静を失ってしまう。
戦いの最中で他のことに気をとられてしまうのは命取りである。


『あの男はこちらの全力を真っ向から受け止める力を有している』。今重要なのはその事実のみ。
それならば、別の方向から責め立てるだけだ。




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