とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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715: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/08/29(月) 00:57:14.81 ID:h55ri34l0

上条「ぐ、あぁぁぁああああっっっ!!!」



力押しでは防げないと悟った当麻は、『防ぐ』のではなく『逸らす』事に意識を向けた。
手の平に突き刺さらんとする槍。それに乗せられた自分に向かうベクトルを、自分から逸れるように力を与える。



バギュインッ! 



すると硝子が砕けるような音と共に、槍は手の平を弾かれて当麻の右へと逸れていった。
ドゴン!という鈍い音を立てて槍が地面へと突き刺さり、砕かれた地面が瓦礫となって周囲に襲いかかる。
当麻はその石礫を払いのけながら、先ほどの槍のことを考察した。


『幻想殺し』のおかげで威力が削がれていたから良かったものの、
もしも力が削がれずに直接地に突き刺さっていたとしたらどうなっていたことか。
もしかしたら、着弾した場所を中心にクレーターができていたかもしれない。
そしてその爆発に巻き込まれて、自身は無惨な死体を晒していたかもしれない。
パチュリーが自身に『回避』ではなく、『防御』を選択させた理由を彼は今理解した。




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