694: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/07/25(月) 00:21:43.30 ID:5IR1oQeN0
パチュリー『上条当麻、私からの援護はこれが精一杯よ』
どこからともなく、パチュリーの声が聞こえてくる。
土砂降りにも関わらず耳元で囁かれているような、妙にはっきりした声だ。
パチュリー『ありったけの魔力をつぎ込んだわ。 これならしばらくの間は持続するはずよ』
パチュリー『その代わり魔力を使い切ったから、これ以上手助けすることはできないけど……』
パチュリー『ついでに簡易的な聖水式の術式を施しておいたわ。 本当に僅かだけど、その水には聖なる力が宿っている』
パチュリー『本来は自軍の補助のために使う物だけど、『幻想殺し』を持つ貴方には無意味ね』
パチュリー『でも、吸血鬼になりかけているあの子には有効の筈。 私達が知るあの吸血鬼なら、だけどね……』
パチュリー『傷を与える程の効果はないわ。 でも、動きを縛る程度ならできる筈よ』
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