とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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693: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/07/25(月) 00:17:14.70 ID:5IR1oQeN0

レミリア「死ね――――」

「U A M S(水の精霊よ、数多の壁となれ!)」



少女の拳が当麻の顔面に振り下ろされるその瞬間、女の声が辺りに響き渡り、
二人の間を遮るように、当麻を護るようにして水の柱が吹き上がる。
目下から突き出す水流を視認したレミリアは、その身を翻してそれを躱した。


空に打ち上げられた水は辺り一面に降り注ぎ、地面を泥にして跳ね上げる。
全身に冷水を被った当麻は、それを気にすることなく水柱の影に隠れた。
周囲を見渡し、レミリアの姿を再びその眼に捉える。



レミリア「邪魔をするなぁッ! パチュリー・ノーレッジ!」



レミリアは自身の邪魔をしたパチュリーに怒声を浴びせていた。
怒りのあまりか、当麻の方には完全に気が向いていない。
周囲には水柱が節操なく乱立しており、その身の一部を振りまいている。
視界は最悪。集中豪雨にも似たこの状況では、件の魔術師を見つけることは叶わない。
おそらくパチュリーは、この場所から離れた場所で魔術を行使しているのだろう。




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