とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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692: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/07/25(月) 00:16:13.31 ID:5IR1oQeN0

レミリア「がァッ!!!」



三度目の突進。
鋭い声と共に、今までよりも更に勢いを増して襲い来る野獣。
当麻はそれを視認するより先に、音のみを頼りにしてレミリアの強襲を察知し、
彼女の攻撃から身を遠ざける最善の行動を弾き出し実行する。
小柄な体から生み出される風圧が、彼の髪をがむしゃらにかき乱した。



当麻「っ!」



避けると同時、当麻は背後を振り向く。しかし、そこには既にレミリアの姿は無く。
彼の目に映ったのは、捲れ上がった地面が宙を舞う光景のみであった。少女の姿は影も形も残されていない。
明らかに、初撃よりも速度が増している。もはや確認する暇すらない。



上条(拙い、見失っ――――)

「後ろだ、餓鬼が」



周りを見渡す間もなく、背後から聞こえてくる死神の声。
首筋の舐めとるような怖じ気を振り切り、声の方向を見やったその先には。
硬い握り拳を造り、腕を大きく振りかぶるレミリアの姿があった。




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