とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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691: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/07/25(月) 00:13:56.34 ID:5IR1oQeN0

ぞわぁっ!

上条「!?」



突進を避けたことを確認する間もなく、当麻の背筋を強烈な悪寒が走り抜ける。
そして直感に従うまま、彼はその場からできるだけ遠くへと全力で飛び退いた。
レミリアが反転し、再び襲いかかってきたのだ。
当麻に攻撃を躱されてから地面に足を着き、再び彼に飛びかかるまでにかかった時間は1秒足らず。
あまりにも速すぎる突撃の再来に、当麻は内心で冷や汗を流す。


後方に勢いよく体勢を崩した結果、半ば背面跳びのような形となるが、
持ち前のバランス感覚で体の位置を矯正し、危なげなく着地する。
しかし、そのことに安堵する余裕はない。これから彼は、
この曲芸師のような所業を何度も繰り返さなければならないのだから。




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