とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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689: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/07/25(月) 00:11:35.93 ID:5IR1oQeN0

人体の大部分を占めている物質は水である。
そして水は高速で叩きつけられた時、コンクリートにも匹敵する硬度を持つようになると言われている。
『血袋』とも揶揄される人体の一部を高速でぶつけられたとしたならば、
その衝撃は如何ほどのものなのか。想像に難くはない。



上条「――――!!!」



そんな迫り来る棒状の血袋を、当麻は事前に知っていたかのように避けた。
半身ほどその身を右にずらし、レミリアの突撃と右腕による攻撃を躱す。
風切り音と共に、彼がいた場所を少女の体が通り抜けていった。


上条当麻が持つ特技、『前兆の感知』。
相手の僅かな筋肉の動きから、先に起こすであろう行動を予測する技術。
未来予知にも匹敵する判断力は、怪物同士の戦場でも渡り合える存在へと彼を押し上げる。
しかしその技術を持ってしても、心中は穏やかにはならない。




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