とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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31: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 00:29:52.84 ID:l1/0db2U0

バキィッッッ!!!



レミリア「がッ……!?」



不意打ちで顔を殴られたレミリアは、そのまま受け身を取ることも出来ないまま吹き飛ばされる。
彼女は5メートルほど宙を舞った後、地面に勢いよく叩きつけられた。
しかし流石というべきか、彼女はそのまま地べたを無様に転がることなく、体制を立て直して起き上がる。


殴られた頬に鈍痛が走り、口の中に血の味が広がる。
吸血鬼の体を手に入れる上で血の味は文字通り散々舐め尽くし、今となっては慣れてしまったはずのものなのだが、
やはり自分の血の味に限ってはそうではなく、何とも言えない不快感が沸々と心に沸き上がる。
おそらく自分の身が傷ついているという事実が、その感情を発露させているのだろう。



レミリア「くっ!」



当然のこの場に闖入者に対し、鋭い視線を投げかける。


そこにはレミリアを殴った時の姿勢――――右腕を大きく振り下ろした状態のままこちらを睨み返す少年の姿。
全力疾走をした名残か、息を荒く吐き出しながら肩で呼吸をしている。




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