とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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30: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/05/11(月) 00:25:37.95 ID:l1/0db2U0

激情が乗せられた声の波動。
レミリアでもパチュリーでもない、何者かから発せられたそれは、
瞬く間に公園の敷地内を伝播し、大気を大きく揺さぶる。
普通の人間であれば、それを聞いただけで思わず足が竦んでしまいそうな声量。
突然耳を貫いたそれに対し、レミリアも力を込めかけていた足が一瞬金縛りにあったかのように硬直した。



「っああぁぁぁぁああぁぁぁッッッ!!!」



さらに響く大声。その声と共に、何者かが全力で疾走する音が聞こえてきた。
その音は明らかに、レミリアの下に向かって近づいてきている。



レミリア「――――」



それを理解したレミリアが、咄嗟にそちらの方向に目を向けたその瞬間。
誰かの剛拳が、彼女の頬を捕らえた。




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