とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
1- 20
241: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/24(月) 00:22:48.73 ID:KRW/N0gR0

フラン「……暗くなっちゃった」



結局フランドールは、太陽が完全に沈み行くまでそれを眺めていた。


足元を見ると、自身の影法師は既に無く、形のはっきりしない冥暗が映るのみ。
周囲では闇に沈む町を照らそうと、街灯の明かりがぽつぽつと付き始めている。


これより先は夜の時間。
昼間の活気に満ちたものとは違う、妖しい雰囲気が漂う『宵闇の街』が現出する。


そしてその世界において、フランドールの存在はあまりにも不釣り合いだ。
高校生や大学生といった、有る程度年を重ねた青年たちならまだしも、
年端もいかない小学生、しかも女の子が歩き回って良い場所ではない。
この街は、弱者に対してはそれほど優しくはないのだ。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
859Res/553.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice