とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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240: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/24(月) 00:22:20.55 ID:KRW/N0gR0

フラン「きれい……」



ぽつりと、そんな言葉をフランドールは漏らす。
毎日見ているはずの夕暮れだというのに、今この瞬間においては、
心深く染み入る『何か』をそれから感じ取ることができた。


こんな風に茫然と空を見つめたのは、果たしていつ以来のことだろうか。
普段は全く気に留めなかったが、いざこうしてみると改めて空の大きさを身に沁みて感じ取ることが出来る。
それと同時に、自身が持っている悩みが見る見るうちに縮こまり、まるでくだらないもののように思えた。


『今は昔と比べて、空が狭くなった』と人は言う。
確かに、天高く聳え立つビルにより、目に見えるものは減ったかもしれない。
しかし、それでも空は、地上が如何に変わろうとも変わらずそこに在り続けているのだ。




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