200: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/07/27(月) 01:34:55.78 ID:rwjASv/Y0
レミリア「わかりました。 その依頼、お受けします」
学校側『おぉ、ありがとうございます!』
レミリア「いえ、妹のためでもありますし、私は無能力者ですから……能力関係についてはお任せします」
レミリア「あの子が私の言うことを素直に聞いてくれるかはわかりませんが」
学校側『説得できなかった場合についての対処は考えておりますので、例えそうなっても気に病む必要はございません』
レミリア「えぇ」
電話越しでも伝わるほどの大袈裟な感謝の言葉を聞きながらも、レミリアの心中は冷静そのものであった。
他者に感謝されることが嫌いというわけではない。
寧ろ他者からの好意は自身のパラメータとなる重要なものであり、
一族の名を背負っている彼女にとっては『名声』の面で好ましいことである。
それにも拘らず愉悦を得ることができなかったのは、心にしこりの様なものが残っていたからだ。
話の始まりから抱いていた『あの疑問』。それを解消するべく、レミリアは電話越しの相手に質問をぶつける。
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