とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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177: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/07/21(火) 00:51:17.41 ID:lrL69xBH0

フラン「んー……ちょっと紅くなってきてるなぁ、『眼』」



彼女の眼球。その瞳孔の部分が紅く染まっていた。
完全な真紅というわけでは無く、ただ若干紅く濁っている程度のものだが、
それでも普通の人間には無い違和感を際立たせている。


その眼はフランドールが気付いた時には、いつの間にかそうなっていたものだ。
常日頃からそうなっているというわけではなく、一ヶ月に一度の周期でこうして瞳孔が変色するのである。


突然目の色が変わるなど、普通の人間であれば何かの病気ではないのかと不安になるだろう。
しかしその異常を前にして、フランドールが動揺することは無かった。
それもそのはず、同じように眼が紅く、しかも日常的にそうなっている人間が彼女の身近にいたからだ。




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