とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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178: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/07/21(火) 00:53:34.81 ID:lrL69xBH0

その人間とは他でもない、彼女の姉のレミリア・スカーレットである。
レミリアの眼は妹と同じく紅いが、周期的にではなく恒常的にそうなっている。
故に姉はその眼を周囲の人間から隠すために、日頃から黒のコンタクトレンズを付けていた。


フランドールが姉と同じようにコンタクトレンズを付けているのも、同様の理由によるものである。
コンプレックスを抱いているというわけではないが、それでも他者の好奇の視線は気になる。
それに同学年の友達に知られでもしたら、しつこい冷やかしを浴びせられるのは想像に難くない。
彼女にとって、そんな面倒臭い状況は真っ平御免だった。



ガチャッ!



「ただいま」



フランドールがコンタクトレンズを仕舞おうとしていると、玄関口から来訪者の声が聞こえて来た。
少し低い、コントラルトの声色。聞き間違えるはずもない、姉のレミリアの声だ。
どうやら学校での勉学を終えて帰宅したらしい。




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