とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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152: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/06/29(月) 00:59:22.88 ID:nViWSLwi0

しかし今回の出来事は、その状況を一変させることになる。
フランドールの登場は、言ってしまえば『ゴミの山』の中から『ダイヤモンドの原石』が発見されたようなものだ。
間違い無く、それを手に入れようと多くの人間がこぞって手を伸ばし始めるだろう。


つまり学校外から一気に注目が集まり、フランドールを巡って争奪戦が繰り広げられるということ。
学園都市の超能力研究に於いて、実用的とされている超能力のレベルは3以上である。
そして超能力の希少性は、レベルが上がると共に増していくのだ。


その中でレベル4の存在は『それなりに希少』な部類に入るが、
フランドールの場合はそこに『能力自体の特異性』が加味される。
彼女の能力は、彼女以外に持つものが存在しない、言うなれば『唯一無二(オンリーワン)』の能力だ。
その特徴は能力に対し、他とは一線を画する大きな価値を付加する。


彼女の能力を公開した数日の内に、超能力開発の名門校や最先端の技術研究所などと言った、
各々の方面からオファーが殺到することは想像に難くない。
高位の能力者を受け入れるということは、学校にとってはそのまま自身のブランド価値を高めることに繋がり、
研究所にとっては新たな研究分野を開拓することで、更なる研究費を獲得して設備を潤沢することにもなる。
どちらにとっても得られる恩恵は測り知れず、彼女を欲する者達があの手この手を使って勧誘し始めるだろう。




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