とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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136: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/06/22(月) 00:19:28.48 ID:T93YvcF00

そんな科学の総本山の街に、『科学』とは真逆である『魔術』の世界で生活を送ってきた少女二人が住む。
それは本来であれば、絶対にあり得るはずの無い状況である。
他の魔術師がそのことを聞いたならば、衝撃のあまり茫然自失となるか、もしくは戯言として嘲笑するだろう。
もっとも科学と魔術の確執など、幼いフランドールにとっては与り知らぬことなのだが。


兎にも角にも、少女二人は遠い異国の地にて生活をすることになった。
そこには父親も母親も、自分の身の回りを世話してくれる召使いたちもいない。
生きていく上で必要なことは、全て自分達の手で行わなければならないのである。
今まで親の庇護の下で暮らしてきた二人が、その状況に不安を覚えないはずが無い。


しかし幸運なことに、彼女達には『父親の知人』という存在がいた。
少女達の父親から依頼されたのだろう。彼は暫くの間ではあるが、彼女達の世話を焼いてくれたのである。
仕事の都合上、頻繁に出会えるというわけでは無かったのだが、それでも少女達にとってはこれ以上に無い心強い存在だった。




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