とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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137: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/06/22(月) 00:20:42.97 ID:T93YvcF00

そしてもう一つの、彼女達にとっての強い味方がいた。それは学園都市で生活する大人――――教師達の存在である。
彼らは学園都市の仕組みがよくわからない少女二人のために、子供では如何ともしがたい問題を代わりに解決してくれた。
住居の問題だとか、交通機関の利用法だとか、学校への編入の手続きだとか、様々なことを手とり足とり教えてくれたのである。


無論、教師達がそのように親切にしてくれたのは、何も少女二人が特別だったからではない。
未だ発展途上にある学園都市。その今後の成長の要となる学生達を徐にするなどあり得ない。
つまりは大人達が彼女達に親切にしたのは、個人的な感情を抜きにすればあくまでも仕事上のことでしかない。
しかし、例えそうだったとしても、少女二人にとっては助けとなる存在であったことには変わりなかった。


こうして二人は、知り合ったばかりの大人達の手を借り、学園都市にて第二の人生を歩み始めることになった。
当然、彼らの助力があったとして、何事も無く平穏に暮らすことができたわけではない。
何せ彼女等はまだ子供。『社会』と呼ばれる汚濁をよく知らぬ、うら若き乙女たちである。
余り治安が良くない学園都市。騒動に巻き込まれることもあったし、誰かに傷つけられることもあった。
それは『学園都市』で生きていく上で必ず経験することであり、そして避けられないことである。




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