男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」
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121:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 19:43:17.97 ID:6uYLiuQwo
男「おい、みんな聞いてくれ!!」
男(俺の呼びかけに全員の注目が集まる)
男「ここにいる杏子ちゃんは今日は残念ながら女の子の日なのでワルプルギスの夜討伐戦には参加出来なかったが、決して怖気づいて仲間に戦いを押し付けたわけではない!」
男「むしろ彼女は人一倍仲間思いな子なんだ! それをみんなにはわかってほしい!」
男「今からみんなに彼女の思いの丈を聞いてもらうから、それをもって今日の不参加を許してくれ!」
杏子「はぁ!? いきなり何言い出すんだ! アタシからいう事なんざなんにもねーよ!!」
男「……」カチッ
男(俺は隠し持っていたテープレコーダーの再生ボタンを押した)
男『まあまあ落ち着けよ。彼女達に杏子ちゃんが加わったところで必ず勝てるわけじゃない』
男『それなら他の連中を見捨ててでも杏子ちゃんだけでも助かる道を選んだ方が懸命じゃないのか? 逃げれば絶対助かるんだぞ?』
杏子『ふざけんじゃねえ! あいつらは……っ!』
杏子「ぎゃあああああああああ!! うわああああああああ!! 止めろーーーーーー!!」ダダダダッ
男「……」サササササッ
杏子『あいつらの未来は、アタシにとっては最後の希望なんだよ……!』
杏子『考え無しに叶えた自分の願いそのもので自分の守りたい物を傷つけちまったアタシと違う! あいつらには魔法少女になった意味も、これから守って行くべき物もちゃんとある!』
杏子『マミにも、ゆまにも、ほむらにもさやかにも! なのに……!』
杏子『あいつらが死んで、また……! またアタシだけ生き残るなんて、それだけは例え死んでも御免だ!』
男『ふーん。なんだ、険悪にしてたと思ったけど結局杏子ちゃんはみんなの事大切に思ってたんだな。もっと早く素直になれば仲良く出来たのに』
杏子『……面と向かって言えるかよ、こんな事……。だから、頼む……アタシをあいつらの所に行かせてくれよ……』
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