主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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28:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2015/01/04(日) 02:22:13.58 ID:4s8QLhHV0

ーー 商店跡外周 後輩女 ーー

ガンッ

出口横の自販機が凹んだ。主任男さんの苛立ちの捌け口にされた被害者だ。

先輩男「放っとけ、相手にするんなって」

主任男「はい…了解しました」


さっきのやり取りは私も呆気に取られた。
というか、一瞬何を言ってるんだか理解ができないくらいだった。

ただ主任男さんの苛立ちを理解するには十分な言動だった。


個人の感情は引っ込め、課員達を集合させ状況を共有した。


先輩男「各員周辺警戒継続。あと通信男、観測機出して。例の新しいヤツ」

通信男「はい、どうぞ」ガサゴソ

先輩男「主任男、後輩女、特技男、一緒に来て
ここの周辺に埋設するよー」スタスタ

受け取った先輩男さんが歩きながら私達を呼ぶ。


通信男「であれば私も設定に同行しますが?」


先輩男「いや、設定は特技男にやってもらうよ。君だと折衝能力的にちょっとツラい」

通信男「っ!いえ、やれます。連れて行って下さい」フンッ

まぁプライドの高い彼ならこうなるでしょうね。


主任男「実は新型観測機に裏技があって、特技男しか知らないんだよ。
大っぴらに言えない案件だからあぁ言うしか無いんだ、理解しろ」ボソッ

耳打ちしてるのに丸聞こえです。しかもウソだし。


通信男「そうですか…それなら仕方ないですね」

意外にもこれで騙せてしまった。単純だなー


先輩男「じゃあ行くぞー。モブA取りまとめヨロシク」ヒラヒラ

モブA「了解」



先輩男「じゃあ取り敢えず周囲200mに設置するか。南側から行くよー」

東から南にかけて広がる住宅街の方へ進む。

まずは視界の乏しい住宅街側からのようだ。


ふと視線を上げると遠くに連絡車を斜面の下に引き落とす人員が見える。

技術と技能が共同で業務に当たっているようだ、あちらは上手くいってるようで良かった。


人の心配してる場合じゃない、目の前の業務に集中だ。



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