主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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27:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2015/01/04(日) 01:31:13.44 ID:4s8QLhHV0
ーー 商店跡 主任男 ーー
先輩男「技術課2係です、お待たせしました」
先輩男さん、後輩女、俺の三人で商店跡内に入る
後の人員は外周の警戒業務に当たる。
技能1係長「お疲れ様。と言いたいところだが、さっきの進捗は何だ?」
先輩男「と、言いますと?」
技能1係長「潜伏している先方を刺激したら行動に出るに決まってるだろ。
何故あの場面で刺激するような真似をした」
先輩男「??? では我々はどうやって合流しろと?
あのまま進んでいたら進捗を受けていた訳ですが…」
技能1係長「知らんよ。ハンドブックにも刺激しないよう書いてある。全く、だから技術は…」
先輩男「はあ」
進捗の動機になったのは申し訳無いが、労災ゼロ、先方進捗完了、合流成功の結果だ。
結果論だけでは無くプロセス、アプローチとしてもどう考えても最善の手法だと思う。
納得の行かない言い草ではあるが、ギリギリの環境下だから仕方ないか…我慢しよう。
技能1係長「で、これからどうするんだ?」
先輩男「それはこれから考えます。状況を簡単に教えて下さい」
技能1係長「教えてだと?見りゃ分かるだろ、動かせない人員が多数だ」
それは知ってるよ、人数とか労災の度合とかを聞いてんだよ。段々イライラしてきた。
先輩男「…。新人女、労災者の具合を見て報告してくれ」
端末『新人女:あ、はいです。今行きます』
健康管理委員の新人女を呼び状態を確認する。
搬送、移動不可、15名。進捗不可、17名。中、軽度でゆっくりなら業務可、15名。
新人女「…です」ペコリ
先輩男「うん、ありがとう。やっぱりここで凌ぐしか無さそうだね」
技能1係長「だからさっきから言ってるだろ。さっさと打開策を出してくれ」
…なんだろこのオッサン…。
主任男「失礼ですが、さっきから…」
先輩男「…」スッ、フルフル
意見しようとした俺を手で制し静かに首を横に振る。これでも我慢しなきゃなのか?
先輩男「主査、技能さんと合流したが二手に分かれた。俺は出張所跡のすぐ近く商店跡だ」
端末『主査:技術1係長から報告を受けている。
今から技能2課の面々とそちらに向かうから、暫くの間現状維持をしていてくれ』
先輩男「了解。現位置の移動不可の人員を早いとこシェアに帰してあげたい。
可能なら連絡車を回してくれないか?」
端末『主査:んー位置的に難しいなー。お前らの乗ってた四台が廃却になって物流課が渋い。
善処するがあまり期待しないでいてくれ』
先輩男「ということなので現状維持です、我々は外周警戒に戻ります」
技能1係長「碌な手も考え無いんだから警戒業務くらいはマトモにやってくれよ」
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