主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
↓ 1- 覧 板 20
12:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2014/12/28(日) 01:03:30.62 ID:gPhj3EDC0
ーー 連絡車内 主任男 ーー
緊急時に一番怖いのは混乱だ。
後輩女も落ち着いてみんなに接してくれていて助かる。
特技男「だけどいくら丈夫とはいえ限界はありますよね…」
モブA「あぁ外に出られないまま蒸し焼きになるのもゴメンだなぁ」
確かに火災が誘発したり、焼夷系進捗されたらどうにもならない。
だけど闇雲にも動けない。まずは係長補佐の先輩男さんの指示を待つしか無いな。
通信男「周辺情報解析完了。…信じられない…」
先輩男「2班のキミ、どうした?何か分かったのか?」
通信男の呟きが聞こえたのか先輩男さんが近寄って来る。
通信男「あ、はい。何て言えば良いんでしょうか…」
特技男「勿体振るな、端的に報告しろ」
通信男「一番近い表現だと、地域全体にステルスが掛かってる?感じです」
モブA「はぁ?なんじゃそりゃ?」
通信男「極微小ですが通信波が出ていて、先方社員の反応を隠蔽してるイメージです」
モブA「…なるほどね」
主任男「いや、微妙に違うだろうな…」
特技男「と、言うと?」
主任男「多分だけど、こっちの探査波に逆位相をぶつけてるんだろうな」
後輩女「それってウチの探査波系パターンが分かって無いと…あっ…」
そう、ウチの探査波系パターンの全てが分かっていれば可能だ。
後輩女も先輩男さんも特技男も頭に一人の社員を思い浮かべていた。
端末『主査:連絡車が進捗を受けたと連絡を受けた、何があった?』
先輩男「あぁ、進捗を受けてる最中だ。現在状況判明、指示あるまで車内待機中だ。
あんまりノンビリとしている暇は無いがな」
端末『主査:最中ってことは定置進捗じゃないってことだよな…なぜそこまで近寄られたんだ?』
主任男「予測になりますが、我が社の通信系、探査系のアルゴリズムが全部バレてます」
端末『1係長:開扉しろ、まずはウチの係で対応する!』
端末に1係が車外に出て進捗する連絡が入る。
端末『主査:……。続けろ』
主任男「こちらの探査パターンに合わせて逆位相を掛けることで無効化されているとしか」
端末『主査:ステルスの可能性は?』
通信男「ある程度接近された現在、何名かの先方を認識してます。
ステルスなら探査できない距離です」
端末『主査:そうか…分かった。その件はまた後で調査しよう。先輩男、1係に続き車外に展開。
追加指示あるまで連絡車周辺で防御しろ、撤退を余儀なくされたら連絡車は破壊だ』
先輩男「了解、2係出るぞ!」カチッ、ゴゥンゴゥン
475Res/394.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20