主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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13:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2014/12/28(日) 01:30:03.75 ID:gPhj3EDC0
ーー 連絡車外 特技男 ーー
カカカ、タタタタ、カカカ、バシュ
「RPG!」ズガン
「健康管理委員!来てくれー!」
「・ぁぁ、痛えよ」
「バラバラに進捗するな!連絡車を盾にして相手を良く認識しろ!」
特技男「な、こんな位置まで」
車外に出ると先方の発射光が視界に飛び込んできた。先にでた1係では労災も発生している。
端末表示で位置は確認していたが想像より近い。
今まで経験したことの無い距離での折衝に正直恐怖心が湧いた。
主任男「特技男、突っ立てんじゃねーよ。遮蔽物に入れ」カカカ、グイッ
後輩女「新人女と新人男は乗降扉の裏で牽制して」カシン、パシュ
先輩男「あー結構いるなー。通信男くん?全数把握お願い」ピン、ポイッ
ズズン
モブA「おわ!いきなり投げないで下さいよ、びっくりしたなー」カカカ
何でこの人達は平気な顔してるんだ?圧倒的にマズイ状況だろこれ?
先輩男「あれ?遮蔽板展開されてないじゃん、特技男ーちょっと見てー。主任男フォローしてー」
先輩男「技術3班長、お前の班は左手の5S、終わったら車両後方側から進捗ねー」カカカ
主任男/特技男「はい」
技術3班長「了解です、行くぞ!」タタッ
タタタタ、ビシッ、タタタタ、チュンチュン
弾がすぐ傍を通って行くのを感じる。いつ被災してもおかしく無い状況だ。
先輩男さんの指示に従い乗降扉の前後に格納されている遮蔽板を確認する。
バルブの破損を見つけ応急処置を施す。
主任男「特技男まだ?少し辛くなってきた」カカカ、カカカ
特技男「はい、お待たせしました。作動させるので下がってください」グォングォングォン
先輩男「ありがと特技男。みんな遮蔽板入ってーあと投擲物に特に注意してねー」カカカ
通信男がこちらを向き何か言っているが進捗の音で良く聞こえない…。
主任男「もっとデカい声で話せ、全然聞こえねえよ」
通信男「先輩男さん、可能な範囲での確認完了しました。東に21名、南に15名です」タタッ
先輩男「ふーん、そんだけ?」カカカ
主任男「確かに探査隠蔽バラすリスクの割には半端な進捗工数ですね」カカカ
確かにこっちは7人4班4係、約120人規模なのに待ち伏せとはいえ少な過ぎる。
キラッ☆
先輩男「!!!全員退避ー!!西の斜面に飛び込め!」
ヒュー、ヒュー、シュバッ、ヒュー
先輩男「他の係も急げ!連絡車は破棄しろ!」バッ
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