99: ◆yyODYISLaQDh[sage]
2015/05/11(月) 11:36:02.82 ID:AekEfTjZO
布巾を取って、テーブルに溢れたお茶を拭っていく。
幸い、床にまで被害は及んでいなかったので、簡単に処理できた。
湯呑みを綺麗にして、急須に残っていたお茶を注ぐ。
暫く放置していたので、急須の中身は既に冷めていた。
さっきよりも渋味の強くなったお茶をジュウが眺めていると、光が漸く口を開いた。
「あんたのせいよ……」
「は?」
「あんたがあんなになってまで助けてくれたから、今度も期待しちゃったのよ! 悪い!?」
「な……」
唐突な逆ギレに絶句するジュウ。
光はそんなジュウの様子もお構いなしに、怒声をぶつけてくる。
「もう! なんなのよ! しょうがないでしょ! 私はあんたにお願いしてるの! 伊吹さんは関係ないでしょ!」
「い、いや、でもな……」
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