467: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 02:12:19.05 ID:HfYWLYgWO
席に着いてから、なにやらそわそわしている光はようやく口を開いたが、目はなかなか合わせてくれなかった。
校門で待ち伏せしていたことをよほど怒っているのだろうが、連絡先を知らない光に確実に会うためには、そうするのが一番だとジュウは判断したのだ。
謝罪よりも用件の方を優先してくれた光に内心感謝しつつ、ジュウは切り出した。
「光、お前の通ってる道場ってところに連れて行ってくれ」
「…………………………は?」
唐突なその申し出に、光は呆れたような、驚いたような、心底落胆したような、そんな声を吐き出した。
〜〜
結論から言うと、光はジュウの頼みを、渋々ではあるが承諾してくれた。
最初はきっぱり断られたのだが、ジュウの『できる範囲ならなんでも言うことをきく』という条件に、光が折れた形だ。
光はその言葉にやたらとテンションが上がっていて、ジュウは若干公開したが、背に腹は代えられない。
そうして辿り着いた『道場』で、ジュウはそれ以上に後悔することになった。
「光ちゃんが彼氏を連れてきたーーー!!!」
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