465: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 02:08:39.92 ID:HfYWLYgWO
仲良く下校していたところを邪魔されて、気が立っているのだろうか。
「急用なんだ」
「……怪しい」
ジュウは、どこが、と切り返そうと思ったが、面倒になってきたので勝手にさせることにした。
考えてみれば、金髪で強面の、この学校の卒業生でもない高校生が訪ねてくること自体、怪しいのは当然のことだった。
光が校門から出てくるのを待っている間、散々警備員に睨まれていたのだし、今更だろう。
光には悪いが、後日、適当に誤魔化してもらうことにしよう。
そうしているうちに、光がようやく戻ってきた。
また二人で質問攻めにあうのかとジュウはげんなりしたが、光が少女に何事か耳打ちすると、渋々帰っていった。
「お、お待たせ」
「いや、良い友達だな」
いきなり現れたジュウを警戒するのは、光を心配してのことだろう。
活発そうな見た目だったし、ジュウと二人きりの状況から逃げ出さなかった度胸を見ると、光の部活の友達といったところか。
ジュウにはそういった関係性の友人はいないのでよくわからないが、なんとなく微笑ましい。
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