男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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785:名無しNIPPER[saga]
2016/08/30(火) 15:09:47.61 ID:6JFLvN2lo


< ゴゴゴゴォ・・・ォォ・・・


地響きが雨の降る街に響き渡る。

衝撃波は既に止んでいたが、何かが降り立った位置を中心に広がって倒れていった樹木がまだ転がっていたのだ。


< ズズッ……ドシャッ


その土砂と枝葉に埋まった小さな丘の中から、髪も服も血と泥に塗れた主任が這い出てくる。

主任「はー……はー…………」

主任(途中から訳も分からずに『ホイミ』を連続で唱えたのに、身体中が痛い……)

主任(……さっきのは、何? 空から、なにが……)ググッ…


    ズンッ

    ズンッッ……


不意に、それは背後から聴こえてきた。


主任「…………」

主任「……え」


見上げるまでもない。

振り向くまでもない。


うっすらと自身を覆う巨大な影のシルエットで分かってしまったのだ。

そして、彼女は間抜けな声を漏らして背後へと首を回した。




ダークトロル「何だ、まだ生きているじゃないか」







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