男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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733:名無しNIPPER[saga]
2016/05/19(木) 00:05:30.71 ID:aw0yPgO8o

< ビリビリッ……!!


直後、店員の握る剣が僅かに瞬く。

真紅の刃が蒼白に染まったかのように、ほんの僅かなその一瞬だけ発光したのだ。

一瞬だけ見せたその現象はまさしく『雷光』 ────────


店員「二割減るけど、後は任せたよ『リリィ』、『オルタ』、『クラーク』」

店員「これで仕留めます」キィンッ


< バチバチバチィイッッ!!


───────── 稲妻を纏うかの如く、蒼白の電光を放出しながら剣を逆手に持ち替える。

店員の足が屋根瓦を踏み砕き、瞬時に雨空へと身を躍らせた。

    ドゥッッ・・・!!




エビルマージ「ヌゥ……!?」

緑衣の奥でエビルマージが声を漏らす。

そこへ、


店員「 ───────ッッ 」ブンッ!!


一気に距離を詰めた店員が大きく振り被って雷光を迸らせる!


エビルマージはその光を見て即座に技の正体に見当をつける。

エビルマージ「『稲妻斬り』……異世界の人間如きが魔法剣を振るえるか」


距離を詰めた所で、未だ両者には十数メートルの間がある。

それを無視して店員は振り被り、そしてエビルマージは距離を詰められるより先に呪文を発動させる!




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