男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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704:名無しNIPPER[saga]
2016/02/20(土) 21:28:38.96 ID:bcgHFL1Ko

理解できてしまう。

力量としては俺よりも遥かに店員の方が格上、だけど彼女が感じている焦りは理解できた。

なら。

なら俺はどうすればいいのか。

ここで彼女を置いて行って良いのか。


男「…………」

店員「私は大丈夫です、それに」


どうすべきか迷う俺に、初めて店員が僅かに緊張を解いて振り返る。

その表情は笑っていた。


店員「別にアレを倒してしまっても構わんのだろう?」


男「……おう」

主任「男さん?」

男「行こう主任、森林公園で何が起きてるのか確認してから戻ってくればいい」ザッ

主任「でも、相手はあのエビルマージですよ……!」

男「セイバーの……店員の強さはもしかしたらアイツよりも強いかもしれない、だったら俺達は居ても邪魔なだけだ」


男「それに……多分、大丈夫だよ」


俺は逡巡する主任の手を引き起こすと、その場から直ぐに立ち去った。

一瞬、店員の表情を見ようと振り返ったがその笑顔に変わりはなかった。


さっきの台詞はFateという作品を知らなくても分かる。


あれはきっと、彼女なりの絶対に勝てる時に言う台詞に違いないと悟ったからだ。

だから信じた。

少なくとも彼女なら死ぬまで戦う様な事はしない。


男(どうせなら本当に倒してくれよ、店員……!)





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