男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/02/20(土) 21:31:49.00 ID:bcgHFL1Ko
━━━━━━━━ 【八魔将エビルマージ】
エビルマージ「…………ほぉ」
緑衣の魔導師、八魔将エビルマージは静かに感嘆の声を漏らした。
数秒前、エビルマージの視界に入った人影に撃った『ヒャダルコ』。
その精度は同じ呪文を使える主任や各モンスターとは比較にならない程に正確であり、破壊力もまた魔力の上位操作によって段違いな物だった。
そう、本来ならば如何に優れた身体能力を有していようと『世界の異変の修正を受けていない人間』だろうと、レベルが低い時点で必殺の一撃だったのだ。
しかしエビルマージの呪文は誰一人として仕留める事はなかった。
外したのではない。
確かに無数の氷の杭は三人を射抜く軌道だった。
防がれたのとも違った。
エビルマージは異世界に来て初めて目の当たりにする、一定のレベルを遥かに越えた存在へ意識を傾けた。
金髪のカツラを被っていた、女騎士らしき人物へ。
エビルマージ「面白い」
仲間を瞬時に背後に隠し、氷の杭全てを『逸らした』。
神業とも言える技にエビルマージは一つの評価を出した。
即ち……敵として認識したのだ。
エビルマージ「次はこれでどうかね?」
仲間を何処かへ向かわせたのを見て、エビルマージはそっと指先をそちらへ向ける。
詠唱は無い。
そっと闇へ誘う様に、緑衣の魔導師は死の呪文を紡いだ。
【『マヒャド』】
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