男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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701:名無しNIPPER[saga]
2016/02/20(土) 20:52:52.54 ID:bcgHFL1Ko

刹那に、俺は半ばその前兆の様な物を見ていた。

視界の端で何かに気付いた主任が取り乱した様子で俺の呼び掛けに重ねて、声を挙げようとしていた。

その姿に俺も何らかの反応をしようとした。

だが、俺の声にセイバーが応じなかったのと同じだ。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
そ れ ら 全 て を 塗 り 潰 し て 、白銀の閃光が降り注いだのだから。




────────── ッッ!!!




誰かが叫んだ。

それは悲鳴かもしれないし、俺が出した主任と店員……セイバーを呼ぶ声だったかもしれない。

或いは断末魔となる全身から絞り出された俺の、死への恐怖そのものが吐き出されたのかもしれない。

どれにしても、叫んだ事は分かっても聴こえない。

強い耳鳴りが頭を揺さぶる中、俺は眼前に誰かが居ることに漸く意識が行き着いた。


男「……ッ…………」

店員「……?」


チカチカと目の中で閃光の残滓が弾け、俺は店員が口に出した言葉を聞きそびれてしまった。

しかしニュアンスは分かる。

『怪我はないか』と彼女は訊ねたのだ。





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