男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/29(火) 21:56:24.18 ID:FWdNhmf/O

男(……化け物…?)


何か、見落としは無いのか。

そう……あれだけ好きだったゲームの中で、自分はどれだけのさまようよろいを倒したのだろう。

いや、そうではない、それは自分ではない。

『勇者』は、初めから強かった訳ではない筈だ。



そうでなければ、『勇者』の成長を描かれる事など無いのだから。



男(これは……俺の夢だ、幻覚だ、全てが俺の望んだゲームなんだ)

男(いわばこれはボス戦……そうだ、あれは最初の俺にとってのボスだ)


粉塵が晴れる。

カーテンが開き切ったその瞬間、俺は再びあの殺人モンスター達と対峙しなければならない。

だがもう逃げない。

それは決して俺のシナリオでは、ストーリーの一角を飾るエピソードではないのだから。


ただ殴って勝てないなら戦略を見出だせ、それが『ゲーム』の醍醐味なのだ。





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