男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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238:名無しNIPPER[saga]
2015/06/18(木) 11:59:08.83 ID:JcnEtcnwO

立ち上がるより速く、死神は俺へ鎌を振り下ろす事が出来る距離。

俺の眼前へ近づいてきた橙色の衣を纏う化け物が、その白い歪んだ仮面を更に歪ませる。


男「……俺は……何も知らない…本当に、分からないんだ」


揺れる視界を元に戻そうと歯を食い縛り、立ち上がった。


男「お前達こそ、一体何なんだ……! ゲームの中から出てきたのか!! 何が……何が目的なんだよてめぇら!!」


< ピクッ

死神【……ゲーム…だと…?】


口元に付いていた吐瀉物を拭い、右腕に視線を落とす。

激痛が吐き気を、そして次第に冷静さを俺に与えてくる。

今の状況で俺に出来る事を探し出す。

『ガラケーと違って明るいんだな』等と考えながら、俺は死神の意識を此方へ向けさせる為に言葉を探す。

余裕は、無い。


男(は、はは…………)

男「実戦経験が無い奴ばっか? そりゃそうだ、こっちゃ平和な現実なんだよ!」

男「魔王が指示してんのかどうか知らねえがふざけんじゃねぇぞ!!」


死神【……黙りなさい】

< ガッ!


男「ぅぎぃっ!?」


死神【何者だ……我等が『王』の存在を知っているとは、ただの戦士ではないな?】

死神【あの方を何処まで知っている、貴様……】ギロ…





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