忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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◆jOsNS7W.Ovhu
[saga]
2015/03/27(金) 00:43:12.99 ID:YIgeImhp0
陽子「……」
綾「……」
勇「――何だか、シリアス?」クスッ
綾「ええ、少し……」
綾「その――勇さんも、今の話を?」
勇「そうね。あなたたちが来てくれる前に、私と私たちのお母さんには話してたわ」
勇「――『結婚』なんて言葉が出てきたら、さすがに保護者には、ね」
綾「そう、ですよね……」
陽子「……」タメイキ
勇「どうかした、陽子ちゃん?」
綾「さっきから溜息が多いわね」
陽子「――いや、なんだか」
陽子「最近、自信をなくしそうになるからさー」
勇「自信?」
陽子「だって……」
陽子「この前」
陽子「シノが、アリスとカレンと一緒にいることで、すっごく悩んでた時」
陽子「……私、シノに何も言えなかったんだよ」
勇「……へぇ」
陽子「結局、偶然会ったヤツらに背中押されて、アリスたちとこういう関係になってシノの悩みは消えたみたいだし」
陽子「文化祭の時だって今だって、私はシノのこと……支えられてるのかなって」
陽子「最近じゃ、綾の方がずっと凄いしさー」
綾「……陽子」
勇「陽子ちゃん」
陽子「イサ姉……」
勇「……可愛いわね」クスクス
陽子「……へ?」キョトン
綾「い、勇さん?」ピクッ
勇「いやー、たしかに陽子ちゃんはシノといた時間なら、私たち家族の次くらいに長いし」
勇「きっと、『シノのことなら何でも知ってるはず』って思ったりしてるでしょ?」
陽子「そ、そんなことは……」アセアセ
陽子「ちょびっとある、のかも……」カァァ
綾「……そう、なのね」
勇「何だか、そうやって自信持っちゃってると」
勇「きっと、どこかで空回りしちゃうと思うの」
陽子「――う」
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