忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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520: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2015/03/27(金) 00:43:48.11 ID:YIgeImhp0
勇「……私だって、そうよ」

陽子「イサ姉が?」

勇「だって」

勇「……陽子ちゃんと一緒で、私だってあの時」

勇「シノたち三人が一緒にいるように、背中を押しきれなかったから」

綾「そ、そこは、陽子も勇さんも……シノは、その、『男子』ですし」

綾「その時、話していた相手も男子、ということは聞いています」

綾「そういう面でちょっと不利? でも……仕方ないと思います、けど……」

勇「ありがとね、綾ちゃん。でも――」

陽子「うん。やっぱり……何だか悔しい、ような」モヤモヤ

勇「そう、悔しいのよね」クスッ

綾「そ、そういうものなんですか……」


綾「――ただ」

綾「その……」チラッ

陽子「綾?」キョトン

綾「よ、陽子がいなかったら、色々と大変だったと思います」

綾「私とシノを引き合わせてくれたのは……陽子、あなたよ」

陽子「……それ、は」

綾「自信、持って」

綾「文化祭の時、『本調子でいてくれないと困る』と言ったでしょ?」

綾「私だけじゃ、色々と限界だし、それに――」

陽子「??」


綾「あ、あなたが元気でいてくれなかったら、落ち着かないのっ!」カァァ


勇「……あらあら」

陽子「綾……」

綾「――ああ」

綾「もう、恥ずかしい……」カァァ

勇(綾ちゃんったら……)

勇(シノのことも陽子ちゃんのことも、大好きなのね……)


陽子「綾、ありがとな」ナデナデ

綾「!?」ビクッ

綾「な、何を……?」

陽子「いやぁ」

陽子「――何だか、文化祭が終わってから」クスッ

陽子「かっこよく見えることが増えちゃって……つい」ナデナデ

綾「あ、あなたねぇ……!」カァァ

勇(――大好き、か)


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