忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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◆jOsNS7W.Ovhu
[saga]
2015/02/01(日) 00:25:47.57 ID:sef3L+Kl0
陽子(……あぁ、もう)
陽子(『センサー』が当たったことは、まぁ仕方がないと割り切った)
陽子(出来事って起こるときは起こるものだと思うし……だけど)
――お前、あの子の友達なんだろ?――
――話、聞いてあげろよ――
陽子(正直、あの二人に言われなくたって分かってる)
陽子(そんなの、当たり前だ。友達のために何かをする、なんて……)
陽子(なのに――なんだか、私は調子が振るわない)グルグル
陽子(どうしてなんだろう……)
陽子「はぁ……」タメイキ
綾「――そっか、こういうことなら」
陽子「あ、綾?」
綾「陽子。どうして、カレンは泣いたと思う?」ジッ
陽子「な、なんだ、いきなり?」
綾「考えてみて」
陽子「……そ、そりゃあ」
陽子「相手が例の男子だし、あの場面がどういう台本だったのかは分からないけど……」
陽子「恋愛モノは、やっぱりキツかったってことじゃないのか?」
綾「ええ、そうね。私もさっきまで、似たようなことを考えていたわ」
綾「――でも、本当にそれだけなのかしら?」
陽子「……え?」ピクッ
綾「私たちと行動を共にすることが多かったにしても」
綾「演劇をするんだったら、数回くらいは『通し稽古』を行うでしょう?」
綾「カレンや他の人たちの演技を見ても、さすがにあれが初めての『通し』だなんて信じられない」
陽子「……たしかに」
綾「それならそういった機会に、『こういう演技は出来ない』ということを台本担当の人に伝えるはず」
綾「別に伝えても良かったはず。普段のカレンなら、気軽な感じでそういった主張をすると思うし」
陽子「――そ、そうだな」
綾「ということは、カレンは台本の流れを知っていた上で、今日……」
陽子「泣いた、ね」
綾「そうね、辻褄が合わないわ」
綾「それなら今日の演劇前に、カレンに『何か』が起きたと仮定したらどう?」
陽子「……何か」
陽子「ダメだ、思い付かないよ」
綾「そうね、私もさっきまで同じだったわ」
綾「――『シノ』のことに、考えが及ぶまでは」
陽子「!」ハッ
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