忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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402: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2015/02/01(日) 00:24:35.23 ID:sef3L+Kl0
忍「――カレン」

カレン「But」

カレン「クラスの人たちは『それでもいい。九条さんが主役なら、どんな演技をしても絵になるから』ト」

カレン「そんな風に言われたら、せっかく仲良くしてくれる皆さんに申し訳ありマセン」

忍「……カレンは、優しいですから」ニコッ

カレン「……」


カレン「それから、あまり練習もしないまま本番を迎えマシタ」

カレン「……それからのことは、シノたちが見ての通りデス」

忍「……」

カレン「私が一番辛かったノハ」

カレン「――クラスの人が、誰も私を責めなかったことデス」

カレン「特に、相手の方にはとんでもない迷惑をかけてしまいマシタ」

カレン「それ、ナノニ……」ウルッ

忍「!」ハッ


カレン「相手の方は、何も言いませんデシタ」グスッ

カレン「た、ただ、『こっちこそごめん。台本に、やりすぎだって注意できなかった』ッテ……」

忍「……」

カレン「わ、私、最初に台本をもらって、相手が『彼』だと分かってイテ」

カレン「それでも、そう演技出来るって思ってマシタ。今日の朝までは、絶対に出来るつもりデシタッ」

忍「――カレン」


カレン「……But」

カレン「今日の午前中、私ハ――」






――アリスが教室を出てから・教室前の廊下



委員長「猪熊さん、小路さん。男子が片付け終わったみたいだから、ここ掃いてもらえる?」

陽子「ん、ああ。わかった」

綾「りょ、了解」


陽子「……」ホウキ

綾「……」チリトリ

陽子「なぁ、綾?」パッパッ

綾「なぁに、陽子?」サッサッ

陽子「――カレン、心配だな」

綾「ええ、そうね……」

陽子「……綾?」キョトン

綾「ごめんなさい。少し、考えることがあって」

陽子「そっか……」


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