忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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◆jOsNS7W.Ovhu
[saga]
2014/09/16(火) 01:07:45.95 ID:h7ZtWU6Z0
「ええと、こういう格好で接客をするのは初めてなので……」
にこやかな表情は全く崩さないままで、少しばかり頬を赤らめてモジモジとしてみせるシノ。
何という反則級。しかし、当のかr――いや、敢えて――「彼女」は、それに気づきもしない。
「皆さん、よろしくお願いします!」
そう言って、シノは再度頭を下げた。
再び顔を上げると、視線が私とバッチリ合った。
「……」
「――!」
その柔和な笑みを、私は忘れられないだろう。
今まで見たシノの顔の中で、一番キレイで、奥底にまで引きこまれそうな、その微笑みを。
つい気恥ずかしくなって、プイッと横を向いてしまう。顔が赤らんだのを確かに感じた。
「はーい、それじゃ大宮さんの挨拶はおしまい、ってことで」
いいわね? と、委員長が皆に確認を取る。
再び黙りこむ一同は、どこか困惑気味ではあった。
それはそうだろう、事前に決を採ったとはいえ、実際に見るのとそうでないのとでは大違いだ……。
「……」
「よ、陽子?」
静寂の中、隣の女の子が「パチパチ」と手を叩き始めた。
たった一人だけの拍手は、しかし、静かな教室内によく響いた。
それに倣って、私も同じ音を鳴らす。
困惑気味だった綾が、私たちの後についてくる。
そして、最後には全員を巻き込み、大きな輪になった――
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