忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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191: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2013/11/17(日) 01:46:21.79 ID:5cAWbn0F0
「シ、シノー!?」


 カレンも、私と共に水に分け入った。
 アリスちゃんは慌てて、救出を試み始めていた。


 ――ザブン。


「え、へへ……」


 私たちが辿り着くとほぼ同時に、「彼女」は浮かんできた。


「ちょ、ちょっと無理しすぎちゃいました……」
「も、もう、シノったら」


 そんな「彼女」を、アリスちゃんは抱き上げる。
 しかし、小柄な彼女の手には余るようで、すぐさまカレンが補助に回った。


「カ、カレン。私一人で大丈夫だよぉ」
「アリス。その台詞は、145センチほどになってから言うべきデス」
「そ、そんなぁ!?」


 カレンのからかいに、アリスちゃんは涙目になってしまった。
 相変わらず、微笑ましい光景だ。
 ――しかし。


「……これ、は」


 私は、瞠目してしまった。


「――ちょっと、冷たいですね」
「シ、シノッ! 早く向こう、に……」
「アリス、どうした、デス……カ」


 娘たちも、ピタリと動きを止めてしまった。
 知らぬは当人ばかり。
 「彼女」は、キョトンとした表情を浮かべている。


 濡れた服から、彼女の「下」が透けてしまっていた。
 いくら西洋風に着飾ったとはいえ、夏ということもあり、生地は薄手だ。
 そのため、透けた部分がより一層目立ってしまっている。


 胸元から、薄い桃色の下着が浮き出ていた。
 身体のラインも明瞭に表れ、「女性」らしさが如実に出ている。
下手をすれば、下半身まで見えてしまう。

 ――なるほど。
 透けたレベルでこれなのだから、脱衣所で遭遇したカータレットさんの驚愕ぶりが目に見えるようだ。


「パ、パパは見ちゃダメデス!」
「うわっ!?」


 いけない、ついついぼんやりとしていた。
 気づけば、顔を真っ赤にした娘が私の袖をギュッと掴んで、抗議していた。


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