らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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450:こなたの旅 32 8/9[saga sage]
2015/01/02(金) 14:47:14.41 ID:C5m941lV0
つかさ「ただいま〜」
つかさの家に着いた。まずはつかさが家の中に入った。しばらくするとつかさが玄関から出てきて私を家に入れた。
こなた「おじゃましま……ってかがみ?」
玄関の中に入るとかがみが立っていた。
かがみ「来たわね、来たってことはまなみちゃんに会いに来た、ちがう?」
こなた「その通りだけど……まなみちゃんは?」
かがみは階段の方を向いた。
かがみ「私がここに住んでいた時の部屋にいるわよ、夕食を過ぎても出てこないのよ……」
つかさ「こなちゃん……」
かがみ「こなた……」
心配そうに私を見るつかさ。少し怒っている様にも見えるかがみ。
こなた「分ってる、つかさ……かがみ」
思っていたより深刻なようだ。私は階段を上がった。かがみの部屋改めまなみちゃんの部屋の前に立った。
『コンコン』
ノックをしたけど反応がない。構わずゆっくりと扉を開けた。
こなた「こなただよ……入っていいかな?」
机に座っているまなみちゃん。ゆっくりこっちを見ると黙って頷いた。
私は一歩部屋に入って扉をゆっくり閉めた。
まなみちゃんの表情が沈んでいる。この重い雰囲気……
さて、どうしたものかな……
考えても何も出てきやしない。
ここは思った通り、感じた事を言うしかないか。
こなた「さっきやった演奏会……今更なんだけど……ごめんね拍手できなくて……」
まなみは私を見た。
まなみ「……演奏、ダメだった……から」
やばい、やっぱりそう思われている。
こなた「うんん、違う、本当に拍手出来なかった、あまりに凄い演奏だったから……出来なかった……」
まなみちゃんは疑いの眼で私を見ている。どうしよう……
こんな時は……言い訳になるかもしれないけどやるしかない。
私はまなみちゃんに近づいた。
こなた「隣……座っていいかな?」
まなみ「う、うん……」
私は隣に座った。こんな状況じゃなければゲームでもしている所
……まてよ、ゲームか
こなた「編入試験受けるんだってね?」
まなみ「う、うん……」
こなた「今の学校から離れるのは嫌なの?」
まなみちゃんは何も言わなかった。
こなた「まなみちゃん、ピアノはすきなの?」
まなみちゃんはなんで今更そんな事を聞くのみたいな驚いた顔をした。
こなた「演奏会とかとっても緊張しているし、つかさとかから無理矢理習わされたとかはないの?」
まなみちゃんは激しく首を横に振った。
なるほどね……
それならもう私からは何も言う必要はない。
こなた「実はね、今ゲームをしていてね……そのラスボスが強いのなんのって」
まなみ「げーむ、なんのゲーム?」
こなた「オリジナルロールプレイング」
まなみ「お姉ちゃんでも倒せないの?」
こなた「何も出来なくて逃げて帰ったくらいだからね……」
何も出来なかった。そのラスボスの名はためらい。
まなみ「すごく強いんだね……」
こなた「そう、強い、今まで戦ってきたラスボスのどれより強い……だけどね、
    さっきのまなみちゃんの曲を聴いたらね……勇気が出てきて中ボスを2体もやっつけたよ」
そう、かえでさんとつかさに聞けない質問をする事ができた。
まなみ「ほ、本当?」
まなみちゃんが少し笑った。
こなた「うんうん、本当、あともう少しなんだよね……あともう少しでラスボスを倒せそう、
もう一度あの曲を聴いたら倒せそうだよ」
まなみちゃんは立ち上がった。
まなみ「それじゃ聴かせてあげる……えっと、えっと……良いよって言ったらピアノの部屋に来て」
こなた「うん、よろしく」
まなみちゃんは小走りに部屋を出て行った。




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