らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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372:七夕 4/4[saga sage]
2014/07/06(日) 00:06:24.06 ID:jN24m8os0
 かがみ先輩は頼んだスィーツが来てから話し始めた。
かがみ「あれは私が中学生の頃だった、好きな人が居た、ただ何となく漠然とだった……だけどすこしずつそれが本気になっていった……」
ゆたか「デートとかですか……?」
かがみ先輩は首を横に振った。
かがみ「まさか、教室で雑談するくらいだった……彼がどんな人だったなんて今でも分らない、俗に言う片思いよ……
    ただ想いだけが積もるだけ……何も出来なかった、ただ時間だけが過ぎていく……そして」
ゆたか「そして……?」
かがみ「卒業式の日、私は決めた、彼に想いを伝えようと……」
私は身を乗り出していた。
ゆたか「告白……ですね……」
かがみ「うんん、出来なかった……」
悲しそうな顔になるかがみ先輩。ふられちゃったのかな。
かがみ「告白……それどころか呼び止める事すら出来なかった……出来なかったのよ、何も……」
ゆたか「出来なかった……」
かがみ「そう……これで私の話はお仕舞い、ふふ、ばかばかしいでしょ……」
笑顔で話すかがみ先輩……でもそれは作り笑顔だって直ぐに分った。
その時、かがみ先輩の目から光る物が一筋……涙?
伝えられなかった想い……

 かがみ先輩はスイーツを食べ始めた。
かがみ「美味しい!! ゆたかちゃん、食べてみて、これおいしわよ……
ゆたか「は、はい……」
食べてみたけどあまり味は感じなかった。
短かったけどとっても感情が入っていて私の心に響いた。

かがみ「ぶぅ〜 食べた食べた、これだけ食べたのは久しぶり……」
食べ終わったかがみ先輩はさっきまでとは打って変わって晴れ晴れとした笑顔だった。
ゆたか「私もです……」
かがみ「なんか話したら胸の奥につっかえていた物が取れたようなきがした、もっと早く話しておけば良かった、実はゆたかちゃんに話したのが初めて、つかさにも話していない」
ゆたか「つかさ先輩にも……」
かがみ「さて、すっきりしたし、出ようか?」
ゆたか「え……は、はい……」


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