らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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七夕 3/4
[saga sage]
2014/07/06(日) 00:05:09.02 ID:jN24m8os0
それから暫く私はみなみちゃんやひよりちゃんの話をした。
かがみ先輩はじっと私を見ている。
ゆたか「はい?」
かがみ「こうしてゆたかちゃんと二人で話すなんて初めてじゃない?」
ゆたか「……そいえば……かがみ先輩が居る時はいつかさ先輩かお姉ちゃんが居ましたね、私もみなみちゃん、ひよりちゃんが……」
かがみ「ゆたかちゃんから見て私はどう見える?」
ゆたか「どう見える……って?」
かがみ「皆と一緒だとギャーギャー言っているでしょ……知り合いは居ないから正直に」
こう言う時ってどう答えればいいのかな。
ゆたか「……とても頼りになるお姉さんって感じ……」
かがみ先輩は首を横に振った。
かがみ「そうじゃなくて……女性としてどう見える?」
ゆたか「女性として……」
私は言葉に詰まってしまった。どうしよう。何も答えられない。気を悪くしていまうかな……
かがみ先輩は溜め息をついた。
かがみ「ごめん……同性にこんな質問をしてもしょうがない……」
ゆたか「同性……気になる異性……誰か好きな人でも居るのですか?」
何気なく言った。だけどかがみ先輩の顔がみるみる真っ赤になって耳まで赤くなった。
かがみ「な、なに言っているのよ!!」
どうしよう、怒らせちゃった……
ゆたか「す、すみません……」
かがみ先輩は立ち上がるとそのまま化粧室の方に早歩きで向かった。
かがみ先輩……
お姉ちゃんとかがみ先輩はいつも何か言い合っていてツンツンしている様な感じがしていた。
つかさ先輩や私達と一緒の時のかがみ先輩はいつも微笑んでいて良いお姉さんって感じ。
高良先輩とかがみ先輩が話している時は知的で凛として憧れの先輩って感じ。
日下部先輩や峰岸先輩と一緒の時のかがみ先輩はふざけ合って仲の良い友達って感じ。
さっき私と話していたかがみ先輩はそのどれとも違っていた……
化粧室からかがみ先輩が戻ってきた。ゆっくりと静かに歩いて来た。そして席に着いた。
かがみ「さっきはごめんね……」
普段のかがみ先輩に戻っている。
ゆたか「いいえ、私が唐突過ぎました……」
かがみ「……いや、ゆたかちゃんがそう言うのはある意味正しい……私ってこの歳になっても……浮いた話が一つも無いでしょ……女性としてどうなのかなって……」
ゆたか「そ、そうですか……私もそれは良く分かりません……普段そんな話あまりしませんし、お姉ちゃんだってそうだと思います……」
かがみ「そうよね、私達にはそんな話は似合わない……そうそう、気を取り直して何か注文しましょ、お詫びに私が奢るわよ」
かがみ先輩は店員を呼び二人分の注文をした。
似合わない……似合う似合わないは関係ないような気がした。
それにこんな話は今まで一度もした事がない。こんなチャンスはないかも。折角だから……
ゆたか「あ、あの、好きな人は居たのですか?」
かがみ「ぶっ!!」
飲みかけたコーヒーを噴出しそうになった。
かがみ「ちょっと……」
また顔が赤くなった。だけど赤くなったのは頬だけだった。
ゆたか「ついでって言ったら語弊があるかもしれませんけど……今までこんな話した事がないのでたまには良いかな……なんて……話したくなければ無理には……」
かがみ「ふぅ……」
かがみ先輩はナプキンで口を拭いた。そして私を見た。私もかがみ先輩を見た。
かがみ「たまには……こんな話をしてもいいか……」
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