らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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333:こなたの旅 23 3/7[saga sage]
2014/05/02(金) 22:38:34.52 ID:8kzi1TIR0
 私は首を横に振って駅の方向に体を向けた。
みゆき「そうですか……残念です」
ひより「泉先輩……」
私はゆっくる歩き始めた。
みゆき「私は神崎さんが心配なので神社に向かいます」
ひより「近藤先輩、泉先輩を止めないッスか?」
みゆき「これは泉さんが選んだのですから……」
……選んだ。私は何を選んだって……
みゆきさんは神社に向かって歩き出した。ひよりは私とみゆきさんを何度も交互に見ている。
ひより「泉先輩らしくありません……」
ひよりはみゆきさんのを追って行った。そして私一人が残った。
歩く速度がどんどん落ちていく。まだ10メートルも進んでいないのに足が止まった。

 選んだ。みゆきさんはそう言った。ひよりは私らしくないって……私らしいって何? 分からない。
それにみゆきさんとひよりがもう向かっている。もう私が行っても何が変わる訳でもない。私は再び歩き始めた。

程なく駅に着いた私は切符を買おうと改札口に向かった。時刻表を見る。あれれ、上り電車は5分前に出たばかり……次に来るのは1時間後か……
だから田舎の鉄道は嫌いだ……
「泉さん?」
後ろから私を呼ぶ声。私は振り返った。すすむさんだった。
すすむ「やけに早いな、もう彼女と会ったのか……そうでもなさそうだな」
すすむさんと別れてから随分時間が経っている。5分前の電車に乗っていてもおかしくないのに。
こなた「うんん、会っていない……そっちこそ何で電車に乗らなかったの?」
すすむさんは苦笑いをした。
すすむ「さぁね……」
そう言うとすすむさんは待合場のベンチに腰を下ろした。どうせあと1時間も待たないといけない。私も隣の席に座った。
っと言っても何を話すわけでもなく沈黙が続いた。上りの電車が出たばかりなのか待合場には私達以外誰もいない。
すすむ「別れた時の勢いはどうした、今にでも会いたいような表情だったぞ?」
みゆきさんと同じような事を言う……
こなた「……みゆきさんとひよりが行ったから……」
すすむ「それでいいのか、神崎さんは、いや、真奈美は君と会いたがっているのではないのか?」
私は何も言えなかった。だけどすすむさんもそれ以上何も言わなくなった。




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