らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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267:こなたの旅Q 2/4[saga sage]
2013/11/23(土) 06:41:19.81 ID:u3YGD9hd0
こなた「このリア充め!!」
私の声に驚いたつかさは私の方を向いた。
つかさ「こなちゃん……私……」
こなた「なにそんな困った顔しちゃって、すごいじゃん、私も素直にそう思うよ、クラッシックやっていればどんなジャンルの音楽にだって対応できるって言うしさ」
つかさは何も言わない。外野の私が言っても始まらないか
こなた「まぁ、私がどうこう言ってもしょうがない、家族で話し合って決めるといいよ……それじゃね」
私は駐車場に向かって歩き出した。
つかさ「こなちゃん……」
私を呼び止めるつかさ。私は立ち止まって振り向いた。
こなた「なに?」
つかさ「こなちゃんは運命って信じる?」
こなた「こりゃまた重い質問を……」
つかさはいたって真面目な顔だった。占いの雑誌を見ている時のような遊び半分で聞いているのではないのは直ぐに分かった。
つかさ「私……あの時、一人旅なんかしない方が良かった……」
こなた「もし、つかさが旅に出ていなかったら、かがみの病気は誰が治したのかな」
つかさ「お姉ちゃんの病気……」
私は頷いた。
こなた「つかさが旅に出ていなかったらお稲荷さんの秘薬は手に入らなかった、今頃かがみは墓のなかだよ、そんなのやだね」
つかさ「……」
つかさは何も言ってこない。
こなた「つかさが真奈美さんに殺されていたら……さっきと同じ理由でかがみも生きていない……二人とも居ない世界なんて……それこそバットエンドだよ……
あの時、どうして旅に出たの、行かないって選択もあったんだよ」
つかさ「分かんない……」
こなた「分かんない、だけど旅に出た……そして今、この世界がある、つかさの気まぐれの選択、いつでも在りそうな選択でこんな世界になった、その選択で
    人の生死が左右されて、人生まで変わっちゃう……」
つかさ「それが運命なの?」
こなた「う〜ん、分かんない、でもちょっとした事で変わっちゃうのが運命だよ、多分、だからつかさもそんな事言わない」
つかさ「そうだね、そうだよね……」
つかさに笑顔の表情が戻った。
こなた「高校を卒業してそのまま音信不通なったりするよね、結婚なんかして子供が出来たりすると尚更だよ、でもつかさは違った、今もこうして友達じゃん」
つかさ「と、突然どうしたの、でもそれは私だけじゃないよ、お姉ちゃんやゆきちゃん、あやちゃんだって……他にも……」
こなた「うんん、私にとって始まりはつかさだった」
つかさ「そうかな……?」
つかさとこんな話をするなんて。でも言っておきたかった。
こなた「さて、もうそろそろ行かないと」
つかさ「あ、ごめん、足止めさせちゃって」
こなた「つかさ」
つかさ「なあに?」
こなた「い、いや、なんでもない……」
ここは「さよなら」じゃないよ。うん。へんなフラグは立てない。
自分にそう言い聞かせた。
 つかさの場合、過去の出来事だから選択肢の分かれ目が分かるし予想もできる。だけど私の場合は。これから起きる事なんて予想なんてできない。
それにどこに選択肢があるなんて分からない。気づかずに通り過ぎてしまうかもしれない。その場合、自分の意思とは無関係に選択されてしまう。
ゲームと違ってリアルはやり直しができないから厄介だよ。
まぁゲームの場合でも最初に選択したのが大抵バットエンドなのがだが……これが運命ってやつなのかな……
ふふ、つかさの言う通りだ。私ってすぐにゲームに例えちゃうな……
つかさ「どうしたの?」
つかさが心配そうに私の顔を覗き込む。
こなた「いや、なんでもない」
あとはリアルラックを信じるか。
こなた「それじゃ行って来る」
つかさ「行ってらっしゃい……」




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