らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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こなたの旅P 6/7
[saga sage]
2013/10/20(日) 19:41:10.61 ID:Zxa35hrs0
私は思った。
神崎さんは最初からかがみがつかさの妹だって知っていたのかも。だからあの時つかさの手を強く握ってわざと怒らせて嫌われようとした。
でも、そんな細かいことはどうでもいいのかもしれない。神崎さんの目的が分かった。そっちの方が重要かもしれない。
彼女は捕らわれている真奈美とお稲荷さんの知識を納めたメモリー板の両方をあの貿易会社から助け出そうとしている。
どっちか一つでも大変なのに両方ともなんて……
でも考えてみればどっちか一つ残したって意味はない。やっぱり助けるなら両方ともになってしまうのかもしれない。
幸い元お稲荷さんのすすむさんが協力してくれそうだからもしかしたらなんとかなるかも。そんな淡い期待をする私だった。
土曜日の夜。つまり神崎さんの家に行く前日。私は日直当番の日だったがつかさが代わりにやってくれると言うので一足先に店を出る準備をしていた。
つかさ「ねぇ、こなちゃん、本当に行くの?」
こなた「行くって……神崎さんの所?」
つかさ「うん、神崎さんは言ってたでしょ、覚悟が必要だって……それにお姉ちゃんもこなちゃんは行かないようにって何度も私に言うしね……」
そこまでして行かせたくないのか。
こなた「それならみゆきさんだってそうでしょ、それにすすむさんだって、彼は義理の兄だよ、多分ひよりも行くと思う、なんで私だけなの?」
つかさ「そうだけど……」
つかさはいつになく悲しげな顔になった。
こなた「もしかしてつかさもかがみと同じなの?」
つかさ「だって、こなちゃんは直接関係ないから……」
私はがっかりした表情にして見せた。
こなた「関係ないね、ふ〜ん、つかさにとって私ってその程度だったんだ」
つかさは慌てだした。
つかさ「ち、違うよ、私はこなちゃんが心配だから……」
そう言うのはだいたい想像できた。もうつかさとはかれこれ10年以上の付き合いだ。つかさがどう反応するかなんてだいたい分かってしまう。
こなた「もうそろそろこのゲームを終わらそうと思ってね」
つかさ「え、な、なに、ゲーム?」
つかさは目を大きく見開いて驚いた。私は頷いた。
こなた「つかさが始めたゲーム」
つかさ「私が……始めた?」
こなた「そう、勇者つかさは結婚して家庭を持ってしまったから代わりに私がこのゲームの続きをするよ、お稲荷さんの呪縛から皆を解き放つの」
つかさ「……こなちゃん……」
私は笑った。
こなた「ふふ、実はね、お稲荷さんの知識がどうかとか、人類の未来とかぜんぜん興味が無い、興味があるのは真奈美さん」
つかさ「まなちゃん?」
こなた「そう、つかさを180度変えてしまった真奈美さんに一度会ってみたくなった、私の目的はそれだけ、このゲームを終わらせてまた学生時代の時みたいに楽しく行こう」
つかさは笑った。
つかさ「学生の時って、こなちゃん今だって高校時代と全く変わっていないよ、それに私だって変わっていない……お姉ちゃんやゆきちゃんだって」
こなた「みゆきさんはあのまま変わってないね、かがみは凶暴なのはそのままだった」
つかさ「またそんな事言ってる」
つかさが笑った。その後、しばらく二人で話しに花を咲かせた。
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