らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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こなたの旅P 7/7
[saga sage]
2013/10/20(日) 19:42:30.98 ID:Zxa35hrs0
話に夢中になりすぎてつかさの仕事がぜんぜん進まないか。それに私もそろそろ行かないと。
こなた「それじゃお先に失礼しますよ」
私は店を出ようとした。
つかさ「それじゃね、こなちゃん、がんばって……」
待て、本当にこれで良いのかな。私は立ち止まった。
こなた「神崎さんはああ言ったけど、気にすることなんかないよ、一緒に行こうよ、真奈美さんを助けたいんでしょ、さっさと戸締りしてさ、車で待ってるから」
つかさ「本当!?」
一瞬、すごく嬉しそうな顔をした。でも直ぐに首を横に振った。
こなた「どうして、私なんかよりつかさの方がずっと真奈美さんへの想いは強いよ、それさえあれば……」
つかさ「ありがとう、でもね、ひろしさんが言ってた、その想いが強いほど失敗しちゃうって」
こなた「そうかな……」
つかさ「何か、何かね作戦をしていて選択を迫られた時、そんな時、間違った方を選んじゃうって、そう言っていた、だから神崎さんの言っている事は正しいって……」
こなた「そんな選択なんて無いよ、ギャルゲーじゃあるまいし、作戦通りやってりゃ問題ないよ」
つかさ「……こなちゃんはすぐゲームに例えちゃうね……」
こなた「だって置き換えた方が分かり易い……って、そんな話なんかしていない!」
つかさ「私って運動音痴でしょ、それに要領だって悪いし、すぐにテンパッちやうでしょ……無理だよ……」
これじゃ昔のネガティブつかさに逆戻りじゃないか。
こなた「そうかな、何度も言うけどたかしにお稲荷さんの秘薬の作り方を教えてもらったのはどうなの、ひろしと結婚までしてるじゃん、なにより真奈美さんと友達になれたのは
私やかがみだって、うんん、他の誰でも出来ることじゃない」
つかさ「……」
つかさは黙って何も言わなくなった。神崎さんに来るなと言われたのがよほどショックだったのか。それとも私の励ましが逆効果だったのか。
どちらにしてもこんな状態で神崎さんの家に行ったとしても帰されるだけかもしれない。諦めるか。
もうつかさは充分すぎるくらいに活躍してきた。
こなた「それじゃ、お先に……」
つかさ「……神崎さん、まなちゃんじゃなかったの……」
ぼそっと小声だった。
こなた「そんな都合よくいかなかった、残念だね」
つかさ「……お疲れ様」
私は店を出た。
いったい神崎さんの作戦ってどんなものなのだろう。資料室の時みたいにはいかないのは確かだ。
つかさやかがみにたいに神崎さんの家に行って突然追い返されたりしたら……
行ってみないと始まらないか。
私はそのまま駐車場に向かった。
つづく
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