らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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こなたの旅P 5/7
[saga sage]
2013/10/20(日) 19:40:06.14 ID:Zxa35hrs0
神崎さんが帰って店は静けさに包まれた。
かがみ「な、なによ……プライベートは調べないって言ったじゃない……」
ぼそっとかがみが呟いた。
みゆき「いいえ、かがみさんがけいこさんの弁護の手助けをしていたのはプライベートではありません」
かがみ「そうね、確かにその通り……」
かがみは私の方を見た。
かがみ「こなたはあの時気づいていたか、神崎さんが居たのを?」
こなた「うんん、知らなかった、知っていればもう少し違った対応をしていたかもね」
かがみ「その様子じゃ尾行も気づかなかったみたいね」
こなた「かがみが気づかなかったのに私が気づくわけがないじゃん」
ため息をつくかがみ、諦めたみたいだった。
かがみ「私はお荷物ににしかならないか……」
みゆき「神崎さんの様子から推察しますと、以前からかがみさんを調べていたみたいですね……」
かがみは帰り支度を始めた。
こなた「へぇ〜 かがみにしては珍しいね、神崎さんに言われてもう引き下がっちゃうの?」
かがみは私の方を向いた。
かがみ「引き下がる……そう、ちょっと癪にさわるわね、でも彼女の言う事は正しい、私とひとしは貿易会社からマークされている、これはおおきなハンデ
それを挽回できる程の力は私達にない、素直に退散するしかない」
かがみはつかさの方を向いた。つかさは黙って俯いている。
かがみ「つかさ、いつまでしょげてるのよ、帰るわよ」
つかさはゆっくりかがみの方に顔を上げた。
つかさ「私……私……」
つかさは今にも泣きそうな顔になっていた。
かがみ「バカね、嘘でもいいから笑っていれば神崎さんだって少しは考慮しただろうに……でも、そんなつかさだかで良いわ」
つかさはまた俯いた。
かがみ「……ほらほらひろし、あんたの出番でしょ、あんたもいつまで落ち込んでいる」
ひろし「あ、ああ、分かってる……」
ひろしはつかさの側に寄り添った。かがみは私の方を向いた。
かがみ「あんたは行くのか」
こなた「神崎さんは来るなとは言ってないし……私が行かない理由はないかな」
かがみ「あんたにその覚悟はあるのか、私個人から言わせてもらえば行かせたくない、こなたには直接関係ないじゃない、真奈美さんだって会ったこともない、
それにお稲荷さんのメモリー板なんて興味ないだろう」
かがみが私を止めるなんて。
こなた「乗りかかった船だし……ってかもう乗っちゃってる、それにこのまま中途半端じゃ終われない」
かがみ「そう……」
あっさり引き下がるかがみ。そしてこんどはみゆきさんの方を向いた。
みゆき「泉さんと同じです」
にっこり微笑み返した。
かがみ「……何も言っていないのに……まぁいいわ……」
かがみはひよりの方を向いた。
かがみ「ひよりも行くのか……」
ひより「それより一つ聞きたいことが……」
ひよりはすすむさんの方を向いた。
ひより「お稲荷さんのメモリー板の話が出てきてから突然態度がかわりましたよね、何故っスか?」
すすむ「態度が変わった……いや、私は何も変わっていない」
ひより「いいえ、変わった、お稲荷さんの知識を人間が得るのは肯定できでしたよね、でも今は違った」
すすむ「……人類が我々の知識を得ようが使おうが構わない、例え武器や兵器を作ったとしてもね……それが人類の総意ならばの話だ、見たところそうではなさそうだ、
それに、あのメモリー板は私が故郷から預かった物、私はあの会社に渡したつもりはない」
ひより「そ、そっですスか……」
すすむさんが少し怒り気味になっている。ひよりが少し驚いている。
すすむさんは立ち上がった。そしていのりさんを見た。
すすむ「今度の土日は休診日にしておいてくれ、私は準備をしないといけない、先に帰る」
いのり「わ、分かった……予約はしないようにする」
すすむさんはそのまま店を出て行った。
すすさんが出て直ぐにかがみがが話し出した。
かがみ「すすむさん……何時になく感情的になっているわね……姉さん、何か知っているの?」
かがみは帰るのを止めて座った。
いのりさんは少し話すのをためらった様にもみえたけど話し出した。
いのり「彼は昔の事故の責任を取りたいって……そう言っていた」
かがみ「どう言う事なの?」
いのり「……彼は、すすむはこの地球に来る時の調査船のパイロットだった」
すすむさんががこの地球に来たのって4万年前だった。その時の事を言っているのか。
ひより「まさかすすむさんはあの時……」
いのりさんは頷いた。
いのり「操縦ミスをしたみたいね、宇宙船が墜落した時、乗組員は全員無事だった、だけどメモリー板だけは見つからなかったみたい」
かがみ「4万年前のミスを未だに悔いているなんて……知らなかった、でも、そんなのもうとっくに時効だわ」
いのり「すすむはそうは思っていない」
かがみ「するとすすむさんも参加するのか……まなぶさんはどうなんだろう……」
いのり「すすむが関わるなって言っているみたい……」
かがみ「そう……」
かがみは立ち上がった。
かがみ「一応ここに居なかった人にもこの旨を話しておく、参加するもしないも自由、だけどそれはとても危険な事をするってことは自覚して、しかもそれで
成功したとしても報酬は一切ない、失敗すれば命すら危ういのよ……分かったわね!!」
かがみは私に向かって話していた。私に言い聞かす様に……
そしてかがみの言葉を最後にこの会合は解散になった。
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