らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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258:こなたの旅P 3/7[saga sage]
2013/10/20(日) 19:37:22.57 ID:Zxa35hrs0
 二人が席に着いて数分した頃だった。みゆきさんが立ち上がった。
みゆき「すみません、意見がなさそうなので私から提案があるのですが」
かがみ「なに?」
みゆき「先ほどから再び潜入される話ばかりしていますが本当に潜入する必要があるのでしょうか?」
かがみ「当然でしょ、捕まっているお稲荷さんを助けないとならない、そのお稲荷さんが真奈美さんだったら尚更でしょ」
みゆきさんは首を横に振った。
みゆき「いいえ、そうではなく危険な潜入をする必要があるのかと言うことです」
かがみ「潜入しなければ助けられないでしょ、虎穴に入ずらんば虎子を得ず…」
みゆきさんはまた首を横に振った。
みゆき「要するに今あるデータを使えばわざわざ潜入する必要はないのでは、このデータだけでも密輸をしているのは明白の事実、これを世間に公表すれば
    貿易会社に捜査の手が及ぶでしょう、そうすれば捕らわれた真奈美さんも助かります」
かがみは目を大きく見開いた。
かがみ「そ、そう言えばそう、そうだわ、このデータを使えいいのよ、流石みゆき、これ以上危険な事をする必要はない」
かがみは得意げに神崎さんの方を見た。
あやめ「ふぅ、つくづくおめでたい……」
かがみ「な、何よ、そのムカツク言い方は!」
つかさ「……まなちゃん……」
ひろし「姉さん……」
怒るかがみを尻目につかさとひろしが懐かしそうに神崎さんを見ていた。神崎さんの「おめでたい」はそれほど真奈美の言い方にそっくりなのだろう。
神崎さんは立ち上がった。
あやめ「このデータだけでそれが出来るならとっくにそうしていた、貿易会社はね昔から密輸の噂があった会社なの、このデータだけでは不充分……それにね、
    お稲荷さんに関するデータは公表出来ない、公表したら信憑性が落ちてしまう」
みゆき「しかし、この知識はまだ私たちが到達していないものばかり、それ自体が証拠になるのでは」
あやめ「到達していない知識だからみんな理解出来ない、オカルト程度の話で終わってしまう」
みゆき「し、しかし……これ以上危険な……」
神崎さんは人差し指を立てて横に振った。みゆきさんはそれ以上言うのを止めた。
あやめ「このデータを公表して誰が捜査する、ワールドホテルの事件を忘れた訳じゃないでしょ、その捜査する側が貿易会社の息がかかっているからこの程度の証拠はもみ消されて
    しまうでしょう、それにね、もし捜査までいったとして、捕らわれている真奈美さんとお稲荷さんのデータ板はどうなるかしら……
    どこかに隠してしまうでしょうね、仮に貿易会社が解体したとしても真奈美さんとデータ板がある限り第二、第三の貿易会社が出来るだけ、いいえ
こんどは国家が、大国が関わってしまうかも、そうなったらもう私達では太刀打ちできない」
神崎さんはまた座った。みゆきんはこれ以上言っても無駄だと思ったのか俯いてしまった。
みゆき「す、すみません、私が浅はかでした」
かがみはみゆきさんの代わりとばかりに言い寄った。
かがみ「なかなかもっともらしい事を言ってくれるじゃない、それならあんたに何か策があるって言うの!?」
あやめ「ある……」
ゆっくりと答える神崎さん。
かがみ「それじゃその策とやらを話して」
神崎さんは私達を見回した。
あやめ「これは極秘事項なの、だから実際に行動を共にする人でないと話せない」
かがみ「この中に話せない人がいるって言うの?」
神崎さんは頷いた。そして神崎さんはつかさの方を向いた。




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