らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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こなたの旅P 2/7
[saga sage]
2013/10/20(日) 19:36:30.63 ID:Zxa35hrs0
かがみの話が終わると神崎さんが立ち上がった。
あやめ「丁寧な説明でした、このファイルは大変良く纏め……」
かがみ「待った、まだ指摘された修正の説明が終わっていない」
割り込むようにかがみも立った。
あやめ「訂正したとしても結果が大きく変わるものではありません、それ以上の説明は結構です」
かがみ「な、なによ、間違ってるって言うから調べなおしたのに……」
かがみは不満そうにブツブツ言いながら座った。
あやめ「私もこのファイルと同じ結果が導き出されました、貿易会社は四万年前の遺跡、つまり墜落した宇宙船の残骸からメモリーを見つけ出して
中身を解析してその知識と技術を独占している、しかもそれで兵器や武器を作って密輸までしている、これでいいかしら?」
かがみとみゆきさんは頷いた。
みゆき「しかもあのメモリーを解読するのは簡単ではありません、しかも解読したとしても未知の技術や理論を理解するには更に時間が掛かります、ですが彼等は実用レベルまで
兵器を作っているようです、この事から貿易会社に協力している……いいえ、させられているお稲荷さんがいるに違いありません」
神崎さんは頷いた。
つかさ「そ、それがまなちゃんなの!?」
さっきまで夢うつつだったつかさが身を乗り出した。
みゆき「データからの推測なので確証はありません」
あやめ「そこの元お稲荷さんの意見がききたいですね」
神崎さんはひろしとすすみさんの方を見た。
ひろし「僕達4人以外に仲間が居るはずがない、でも、それでも居ると言うなら姉しかいないだろうね、姉は亡くなった事になっているから」
すすむ「……いや、仲間の死を確認出来ないで後に生存していた例が何回かある……言えるのは人間が短時間であのメモリーを
理解出来るとは思えない、あのメモリーからデータを取り出すだけでも数百年先の技術が必要だ」
みゆき「5人目のお稲荷さんが居るのは間違いなさそうですね」
つかさ「それじゃ早く助けないと」
その先からは神崎さんも座り込み黙り込んだ、そして、誰も話さなくなった。つかさはきょろきょろと皆を見て戸惑った。
つかさ「ど、どうしたの……私、変な事言ったかな、こなちゃんと神崎さんでデータを持って来たのでしょ、だから同じ様にすればきっとまなちゃんも助かるよ」
神崎さんは首を横に振った。
つかさ「な、なんで、どうして……」
つかさは私の方を向いた。
こなた「データはメモリーに入れちゃえばポケットに入る、だけど……人はポケットに入らないからね……例え狐の姿だとしても連れて帰るなんて……」
かがみ「その様子だともう貿易会社の25階を調べたな」
さすがかがみ……
こなた「調べたと言うか……ちょっとハッキングしてみたんだけどね、あの階にはコンピュータが見つからない……この前ハッキングした35階の資料室はいつでも出来るけど
なぜか25階だけはどうしても見つからない……これもお稲荷さんの技術なのかな……」
すすむ「いや、見つからならその25階のコンピュータは回線に繋げていないのだろう、繋げなければ繋がらない、当たり前だが確実だ、よっぽど知られたくない情報を仕舞ってあるに
ちがいない」
オフラインなのか。どうやら私の出る幕ではなさそうだ。
こなた「そのオフラインのコンピュータの情報を得るには直接その場に行かないとね……そこのセキュリティはこの前言った通りだから、サイン会くらいじゃ揺らがないよ」
かがみは溜め息を付いた。
かがみ「さて、どうしたものかしらね……」
かがみは神崎さんを見た。
かがみ「あんたならもう何か策を考えているんじゃない?」
神崎さんはゆっくり立ち上がった。
あやめ「私は言った、これ以上は私に関わるなって、これで分かったでしょ、どれだけ危険な事なのか、親身なってくれるのはありがたいけどこれ以上の議論は無駄なようね」
神崎さんは帰り支度をしだした。
かがみ「ちょ、ちょっと何よその態度は、私達を見くびらないで、こっちには元お稲荷さんだっている」
あやめ「ワールドホテルの柊会長を助け出せなかった人がよく言う」
う、痛い所を突いてきた。やばい、かがみの目が尖ってきた。
かがみ「な、なんだと、そっちこそこなたに助けられたくせに、一人で何が出来るって言うのよ、今度どこそ捕まってしまうぞ」
あやめ「なんですって、言ってくれるじゃない」
かがみ「何度でも言うわよ!!」
二人は詰め寄って言い合いになった。やばい、
かがみが今にも手を上げそうだ。私が止めに入ろうとした時だった。
みゆき「神崎さん、かがみさん!!」
つかさはかがみの前に、みゆきさんは神崎さんの前に立って二人の言い合いを止めた。
かがみ「み、みゆき……」
あやめ「近藤さん……」
つかさ「喧嘩はだめだよ」
みゆきさんはかがみの方を向いた。
みゆき「私達がしようとしているのはとても危険です、なによりそれを知っているのは神崎さんです」
かがみはみゆきさんを見ながら座った。
かがみ「……そうね、私が悪かった、怒鳴ってすまない」
みゆきさんは神崎さんの方を向いた。
みゆき「あの当時私たちの出来る精一杯の行動でした、それでも力不足は否めません、ですから神崎さんのご協力が必要なのです、神崎さんが泉さんを必要としたように」
神崎さんはかがみの方を見た。
あやめ「……私も言い過ぎた、ごめんなさい」
神崎さんは席に着いた。
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