らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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こなたの旅M 5/7
[saga sage]
2013/09/01(日) 14:08:24.12 ID:YemeJceD0
D神崎さんは井上さんの代わりにこの取材をしているのか。お父さんのもそうだった。神崎さんは嘘を付いていなかった。
井上さんって……神崎さんと同期って言っていたけど、仕事を代わりにするくらいだから親しい仲なのかもしれない。病気か……
坂田「す、すみません、ちょっとトイレに行きたくなったのですが……」
申し訳なさそうに神崎さんに言った。神崎さんは立ち止まった。
あやめ「しょうがない、行って来なさい、先にインタビューは進めているから、適当に来て写真を撮って」
坂田「はい……」
坂田は神崎さんと別れてトイレに向かった。そして神崎さんはそのまま歩き出した。私も神崎さんとの間隔を空けて付いて行った。
しばらく歩くと係員が立っている区域に入った。神崎さんは手帳の様な者を係員に見せている。許可証なのかな……
係員は神崎さんを通した。私は……暫く時間を置いて係員の所に向かった。
係員「何か御用ですか?」
どうする……そうだ。チケットの半券があった。私は半券を係員に見せた。
係員「どうぞ」
私はそのまま通路の奥に入った。
神崎さんは柊まなみと書かれた控え室の前に立ち止まった。私も壁際に立ち止まり神崎さんから見えないようにした。
『コンコン』
神崎さんはドアをノックした。
「はい、どうぞ」
部屋の中から声がした。この声はつかさだ。神崎さんはゆっくりドアを開けた。
つかさ「か、神崎さん?」
ドア越しから分かるほど目を大きく見開いて驚いているつかさが見える。
あやめ「柊さん……」
神崎さんも立ち止まりドアを開けたままの状態になっている。これなら二人の状況が分かる。私には好都合だ。
つかさは直ぐに普通の表情に戻り腕を神崎さんの前に出した。握手か……
神崎さんは立ったまま動こうとしなかった。するとつかさはにっこり微笑んで一歩前に出た。
つかさ「この前のやり直し」
つかさは神崎さんの目の前に手を出した。
あやめ「……ば、バカな、何も聞かずに何故そんな事が出来る、また同じ事をしたらどうするの」
つかさは首を横に振った。
つかさ「二度もそんな事はしないでしょ、だってまなちゃんを助けた人だもん」
あやめ「まなちゃん、まなちゃんって真奈美の事?」
つかさは頷いた。
つかさ「うん、それで、私はまなちゃんに助けられた……まなちゃんと会っている人がひろしさんの他に居たなんて、とっても嬉しくて……」
あやめ「ひろし……さん?」
つかさ「うん、私の夫で、まなちゃんの弟だよ……」
つかさの目が潤んでいる。真奈美を知っている人に出逢えてよっぽど嬉しいのだろう。神崎さんの手が自然に前に出てつかさと握手をした。
結局私もかがみも必要なかった。つかさと神崎さんだけで良かった。
私は余計な事をして遠回りをさせてしまった。この二人は逢うべきして逢ったんだ。
あやめ「ちょっと待って、貴女に子供が……まなみちゃんが居るってことはそのひろしってお稲荷さんは……」
つかさ「うん、人間になった、実はね私の三人のお姉ちゃんの旦那さんもね……」
神崎さんは両手をつかさの前に出してつかさを止めた
あやめ「そこまで……こんな所で話すような内容じゃない……」
つかさ「で、でも……」
あやめ「なるほどね、泉さんが私に柊さんを会わせたくなかった様ね、その意味が分かった……柊さん、もうその話は止めましょう」
つかさ「もっと、まなちゃんの事……聞きたい……」
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